ダブルハート

性的マイノリティ:多重恋愛

多重恋愛事始め

時間が空いちゃいましたね~。


ここでちょっと昔に戻って…。
私が自分の性癖に気づいた時の事を。


もう30年ほど昔の話。
当時の私は良人(おっと)と結婚前提に付き合っていた。


1度ね、良人のプロポーズを断ってたの。
まだ結婚には早い、もっと仕事がしたい、ってね。
けど、プロポーズを断っても良人との付き合いは続いていて、
いずれ結婚するものだと私自身思ってた。


そんな時に再開した1年後輩のシゲル君。


彼はまっすぐ私を見つめてきた。
会いたいとはっきり自分の気持ちを口にした。
でも、私には良人がいて…シゲル君と再会したその秋婚約した。


シゲル君にはちゃんと良人の存在は伝えていた。
それでも彼は諦めなかった。
冬に私が住んでいた地方から上京した折、
所用を済ませた私をわざわざ車で迎えに来たの。
私はその夜、ちゃんと都内にビジネスホテルを予約してあったにもかかわらず、
迎えに来た彼を拒めなくて彼の車に乗った。


真夜中のドライブ。
伊豆まで行き、はしゃいではいたけれど、二人とも眠くなって…ラブホヘ。
その後は、求めるまま、求められるまま、結ばれた。
彼の事が好きだったから。


1週間後、シゲル君から届いた手紙には、
婚約を解消して俺の元へ来い、と書かれていたの。
でも、彼の事は好きでも、彼は良人の代わりにはなれなかった。
私は良人を信頼していたし、愛していたから。
酷い話よね。


さようなら、そう書いた手紙を送った。


結婚式の1週間前、シゲル君からバラの花束が贈られてきた。
「結婚おめでとう」のカードを添えて。
「ありがとうございます。」電話で伝えた。
それで ジ・エンド。


私には、良人を裏切っている気持ちも、
シゲル君に悪いと思う気持ちもなかった。
ただただ、良人の事は愛してるし、シゲル君の事は好きだった。
それだけ。


今でも思い出すと切なくなる。
言い訳なんかじゃない、気持ちは本物だったから。