ダブルハート

性的マイノリティ:多重恋愛

元彼

元彼、と言っても、そのうちの一人なんだけれど、
彼と出会ったのはもう8年ほど前のこと。


当時、元彼は、自分より年下の結婚相手を探してた。
でも、元彼の性的嗜好は年上女性。
ちょっと愛撫しただけですごく感じる熟れた身体を持つ熟女、
と言うことで私がターゲットとなったの。
しかも、妬きもちを妬くことで興奮するという元彼、
多重恋愛の私はお相手、つまりセフレにぴったりだと感じたよう。
そ、元彼は私が多重恋愛者だってこと知っていた。


結婚相手を探している元彼とのデートは1か月に1回もないほど、
私は元彼に惹かれていったけれど、他の彼もいるから、
寂しさは感じても、そこまで不満には思わなかった。


でも、8年の間に元彼は結婚相手を見つけ、
結婚して、子どもができ…。


自分の都合のいい時だけしか連絡をしてこない元彼に、
そのうちなんだか理不尽さを感じ始めちゃった私、
気持ちが冷めていっちゃった。


最後のデートは2年以上前、
それからメールや電話をもらっても、会いたいとは思わなくなり、
会うのを断り続けてきた。
いくら私が多重恋愛とは言え、やはり「恋愛」、
心が動かない人とは会うのも、sexだってもちろん嫌。


最後は2か月前になるのかな、電話をもらったの。
電話・メールはもうしないで、と断り、
当然デートの誘いにも乗らなかったのに、
なぜか元彼は「お前は俺に会いたがっている!」
???


理由を聞いたら、びっくり、こうして電話に出るからだと。
私、かかってきた電話に気づいているのに無視するほど
神経太くはない!
絶句した後、悲しい気持ちになって、黙って電話を切った。


元彼のことは好きだった。本当に好きだった。
なのにどこでこの気持ち、すれ違ってきてしまったんだろう。


もちろんほかにも彼はいるけれど、
私は付き合っている人にはいつでも真剣、
だから、多重恋愛の私にとっても、恋の終わりは淋しいものです。


断ったのは私だけど、失恋したのもまたこの私。
2年間もの間、失恋引きずって、2か月前にまた改めて…。


おりしも秋、夕暮れ時にはふっと元彼のことを思い出します。